街なかでクリスマスソングが流れるようになり、クリスマスや年末年始を意識する時期になってきました。
そしてクリスマスや年末年始はそれ自体のイベントもありますが、同時にセールを考える方も多いのではないでしょうか?
日本だけでなく、世界中でホリデーセールやニューイヤーセール等開かれますし、日本では年始の福袋もあります。
今回は、弊社medeluがダイレクトマーケティングのサポートをさせて頂く際にどのようにセールを考え活用しているのか少しお話しさせて頂こうと思います。
目次
1.ダイレクトマーケティングで着目するポイント
2.打ち手としてのセール
3.セールという状況を利用する
4.まとめ
1.ダイレクトマーケティングで着目するポイント
この記事をご覧になっている方は既にご存じの方も多いと思いますが、弊社はダイレクトマーケティングに特化したコンサルティングを行っています。
ダイレクトマーケティングはインターネットが普及し、オンラインショップやSNSが社会に欠かせない現代において重要になってきた企業が消費者と直接コミュニケーションを取りながら購入を働きかけるマーケティング手法です。
オンラインショップだけでなく通常の店舗運営でも同じですが、店舗の売上拡大を考える時には大きく分けて下記の3つの指標を重視する事が多いかと思います。
1. 集客数・・・いかに多くの人に来店してもらうか?
2. 購入率・・・来店した人の内いかに多くのお客様に購入してもらうか?
3. 購入単価・・・購入するお客様にいかに多くのものを購入して頂くか?
其々の数値をアップさせるためにオンラインショップでは様々なデータを用いて打ち手を考えていきます。
※データを活用したマーケティング(データドリブンマーケティング)についてはこちらの記事をご覧ください。
2.打ち手としてのセール
売上アップの施策として多くの方が思い浮かべるものの一つにセールがあるでしょう。オンラインショップでもよくセールを開催していますね。
例えば最近では11月末のブラックフライデーセールがありました。その機会に買い物をされた方も多いのではないでしょうか?
ただ我々がコンサルティングをさせて頂く際に打ち手として第一にセールを提案させて頂く事はあまりありません。
セールは買い手にとってはとても嬉しいことですが、売り手にとっては利益を減らしてしまう可能性もあるからです。
もちろん、状況によってはセールが良い効果をもたらす事もありますが、我々がサポートをさせて頂く際にはセール以外の方法をまず提案させて頂くことが多いです。
例えばSEO対策は基本的なものの1つです。
GoogleやYahoo!等の検索エンジンで検索をした際に検索結果上位に表示され、露出が増えるようにサイトの構造を見直したりサイトのコンテンツを工夫したりすることです。
他には広告運用もあります。これも、膨大な情報量の中からより多くの人に見て頂けるよう露出を増やす策として行います。
これらを組み合わせた打ち手を行い、PDCAを回すサポートをするのが弊社の仕事です。
露出を増やす事で集客数(サイト訪問数)を増やし、サイト内の構造を見直す事で購入率向上を目指し、サイト内のレコメンド機能などで合わせ買いを促し購入単価アップを目指す、といった感じです。
では我々はセールを全く気にせずマーケティングを行っているのでしょうか?答えはNOです。
3.セールという状況を利用する
我々のクライアントがセール(値引き販売)をしないとしても、セールは弊社が売上向上の施策を考える上で大事なイベントです。
例えば先ほど挙げたブラックフライデー。
数年前に日本へ入ってきて、今はもう定着しているセールの一つかと思います。
例えばAmazonや楽天市場などのモールと言われる複数のオンラインショップが集まっているサイトでは、セール時期になるとサイト訪問者数が普段よりも多くなります。
特にそれぞれのモールが注力しているセールやイベントは各モール自身が様々な広告を打ってアピールをするので、その機会に購入しようと直前の時期での購入を控えられる方もいると思います。
このようにイベント時期はサイト訪問者の母数が増える為、その時期に効果的に露出が出来ればセールをしていなかったとしても新規の購入者にアピールできる絶好の機会なのです。
自社のECサイトとは異なり、モールの場合は自店舗に訪問してもらう為には他の店舗よりも目立たせることが重要ですので広告予算を増やす等、セールの時期に合った施策を行う事も売上を上げる一つのやり方です。
2019年のデータになりますが、VALUESが出しているグラフを見てみましょう。
これはAmazonジャパンが日本で初めてブラックフライデーセールを行った2019年11月のAmazon全体のPV数の日次推移グラフです。
その年は11月22~24日がブラックフライデーセールで、初日22日のPV数は推計で約1億9900万PV、ユーザー数と同様にブラックフライデーが始まる前の期間の平均PVと比べると、約1.7倍に伸び、イベントにより訪問者数が増えていたという事です。
このように人が多く集まるイベント時期に合わせて施策を考え実施する、そしてその効果を検証して次の一手に繋げる、というのが弊社がやらせて頂いているコンサルティングの1つです。
4.まとめ
今回はダイレクトマーケティングにおける売上向上施策を考える際にセールをどう活用しているか、少しですが書かせて頂きました。
クライアント其々の状況や要望をお聞きし、一緒に伴走させて頂く事を大切にしておりますのですべての案件でまったく同じようにやっている訳ではありませんが参考になればと思います。
弊社medeluでは、ダイレクトマーケティングのノウハウから、事業ごとに最適化した勝ち筋をご提供できるようサポートして参ります。お困りの点などございましたら、どうぞお気軽にご相談下さい。
最終更新日:2024年6月20日