EC市場の拡大、それに伴うマーケティングの変化について最近このブログで書かせて頂きました。その中で、マーケティング施策を考える上でデータの重要性が増してきたという事に触れさせて頂きましたが、今回は弊社でサポートさせて頂いている企業様でも活用されているデータ収集方法を交えつつお話しさせて頂こうかと思います。

EC市場の拡大についての記事はこちら
マーケティングの変化についての記事はこちら

目次

  1. データ収集の重要性
  2. データ収集の方法
  3. まとめ

1.データ収集の重要性

前回のブログで書かせて頂いたように、ECサイトなどオンライン上でマーケティングを行う上でサイト訪問者の行動ログや検索ログは大変重要な情報となっています。

特に昨今は時代の変化も速いため、マーケティングにおいても過去の経験や経験者の勘によってなされていた従来の意思決定方法では通用しにくくなり、収集したデータを分析しデータに基づいたマーケティング施策の計画~実行~改善を行う事が注目されています。

このようなデータを意思決定の判断基準としたマーケティング手法のことを「データドリブンマーケティング」と呼びます。
後ほど書かせて頂きますが、データドリブンマーケティングが注目され始めた背景の一つとしては、企業が以前よりも多くの顧客情報(データ)を得られるようになった事が挙げられます。

もしデータドリブンマーケティングの手法について細かく知りたいという方がいらっしゃいましたら、こちらの本はお勧めです。
著者はノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院で教鞭をとっている方で、ページ数は多めですが、実際の企業事例も交えて書かれているので分かり易いかと思います。


マーク・ジェフリー著
「データ・ドリブン・マーケティング~最低限知っておくべき15の指標~」

2.データ収集の方法

では、具体的にどのような方法でデータを集めるのでしょうか?データ収集方法の仕組みには、Webビーコン型・パケットキャプチャリング型・サーバーログ取得型の3つがあります。

Webビーコン型はタグ型とも呼ばれ、計測したい各ページに計測用のトラッキングコード(タグ)を貼り付け、そのページがブラウザに表示されるとWebビーコンが解析用サーバーに送信されてアクセス状況が解析されるものです。

パケットキャプチャリング型はWebサーバーのトラフィックのコピーを専用の解析サーバーに送信して解析する仕組みになっており、リアルタイムでの解析が可能なものの専用サーバーが必要なため導入費用が高額になることとクローラーの訪問も解析対象となってしまうため訪問者数の精度が下がり易くなります。

最後のサーバーログ取得型は、ユーザーがアクセスする際に行うページ表示リクエストを「アクセスログファイル」として保存し、解析マシンがそのデータを取り込んで解析する仕組みです。Webビーコン型のようにページをいじる必要がないものの、リアルタイムでの分析には向かないタイプです。

弊社では、Webビーコン型の代表格ともいえる「Googleアナリティクス」などを使用しています。
GoogleアナリティクスはGoogleが無料で提供しているツールで、webサイトのPV数、ユーザー数、流入数、離脱率、直帰率などの基本的な指標の確認が可能です。
私たちは入手したデータから状況を把握し、課題を分析、次なるマーケティング施策をどうするかを検討しています。入手したデータをどのようにビジュアライズするかについては、また追ってお話し出来ればと思います。

他のツールとしては、Googleアナリティクスの有償版である「アナリティクス360」や、Adobe社が提供している「Adobe Analytics」、パケットキャプチャリング型の「Rtmetrics」等があります。

Google Analytics sample
Googleマーケティングプラットホーム「アナリティクス」ページ掲載画像を抜粋
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/

特に2022年4月に施行される個人情報保護法改正により、自社で取得したログ情報の活用がより重要になってくると思われますので、収集したいデータや予算により効果的なツールを導入し、マーケティングに活用していくことが大切です。

3.まとめ

今後、より一層データドリブンマーケティングが注目され、どのような情報をどういった手法で入手するのか、また入手した情報をどう活用するのか、という事が経営判断において益々重要になってくるでしょう。
一方で、大量のデータを簡単に収集できてしまうばかりに、集めたデータをどう分析しどう活用していけば良いのか悩む事も出てくるかと思います。

弊社medeluでは、ダイレクトマーケティングのノウハウから、事業ごとに最適化した勝ち筋をご提供できるようサポートさせて頂いておりますので、お困りの点などございましたら、どうぞお気軽にご相談下さい。

余談ですが、今回の記事を書くにあたり色々調べていて気になったワードを2つ。
時代の変化に伴い色々な言葉が出てきますが、しっかり意味を理解し使い分けないとなぁと思いました。

「デジタルマーケティング」
オンライン、オフライン含め様々なデジタルメディアを通じて自社のサービスを宣伝、訴求すること
インターネットを必要としないチャネルも含まれる為、オンラインマーケティングよりは広義。オンラインとオフライン双方の購買データを活用したマーケティング施策なども含まれる。

「マーケティングDX」
従来のマーケティングをデジタル化させ、ビジネスや組織に変革をもたらすこと
データを分析し活用する部分はデジタルマーケティングと同様だが、DX(デジタルトランスフォーメーション)が入っている通り、ビジネスや組織の変革に繋げる事が大きな違い。特に「顧客体験」の変革に注力している企業が多い。(例:コカ・コーラのモバイルアプリと自動販売機を連動させる取り組み)