今回のブログは趣向を変えて、medeluに入社したからこそ出来た、海外からのリモートワーク(ワーケーション)についてレポートしたいと思います。
コロナ禍ではありますが、ワクチン接種も2回完了したという事でスペインにいる家族に会いに8月に2週間ほどスペインに行って参りました。その2週間で終日お休みを頂いたのは飛行機で終日稼働不可だった1日のみ、というスケジュールでの仕事の進め方や気づいた事等をご紹介します。

以前もmedelu流リモートワークについてはこちらのブログで取り上げておりますのでご興味のある方は是非ご覧ください。

目次

  1. スペイン行きを決めるまで
  2. スペインでの働き方
  3. 良かったこと、難しかったこと
  4. 番外編

1.スペイン行きを決めるまで

今回のスペイン行きを考え始めた時、大きく2つの問題が頭にありました。

1つ目は「海外=長く休まないと行けない場所」という点、2つ目は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大です。

1つ目の問題の根底はmedelu入社前の働き方により形成されていた考えで、2021年4月にmedeluへ入社し「ネットがあればどこでも働ける」という事を改めて実感したことで解決の糸口は見えていました。
上司に相談したところあっさりOKを出してくれ、リモートワークという働き方によって難なく問題解消となりました。
(もちろん事前準備はしっかりしました)

2つ目のコロナ禍については、自身のワクチン接種完了のタイミングとスペインのワクチン接種状況等を判断基準にする事としました。
幸いにも7月には自身のワクチン接種が完了し、スペインも8月の時点で全人口の約70%がワクチンを1度は接種しており、私が会う家族などは全員2回接種完了していました。スペインはデルタ株の影響で感染者が一旦増えたものの、ワクチンの効果か重症化する人は増えない状況が続いており、この問題も解決となりました。

スペイン行きを決めた後は、移動はなるべく土日を活用するなど迷惑のかからないスケジューリングを考え最終的に下記のようなスケジュールで行くことにしました。

 1週目  月曜日:半日勤務し家族宅へ移動     
 火曜日~金曜日:フル稼働@スペイン
 2週目   月曜日~金曜日:フル稼働@スペイン
 3週目 月曜日:半日勤務し空港へ移動
 火曜日:終日休み(飛行機移動)
 水曜日~金曜日:フル稼働@日本

2.スペインでの働き方

1番の問題は時差でした。
スペインは3月末~10月末までサマータイムのため日本との時差は7時間あります。
その為スペインにいる間は日本時間の13時~21時で稼働し、関係各所には日本時間の午後からの打ち合わせにしか参加できない旨説明し了承を頂いていました。

その為、スペインでの平日は下記の流れで過ごしていました。(時刻はスペイン時間)

 5:30 起床
 6:00~14:00 勤務(途中、朝ご飯)
 14:00~
 16:00~
 昼ご飯
 シエスタ(昼寝)の後は散歩、買い物など 
 21:00~ 夜ご飯
 25:00 就寝

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、スペインは日本よりも食事の時間が遅く全体的にゆったりとしています。
日の出が7:30~8:00で日の入りが22:00という事も影響しているかと思いますが、スペインにいる時は夜明け前から働き、仕事が終わったらちょうどスペインのランチ時間という感じでした。
(起床時間については、朝方人間なのであまり大変ではなかったです)

時間の他には、ネットワーク関係については事前に確認できる範囲で確認をしていました。
結果的に家族の家は全く問題なかったものの、ホテルなどはWifiが弱くオンライン商談が難しかった場面もありました。

またコミュニケーションツールは事前に関係者の方とすり合わせを行い、普段電話やSMSを使われる方についてはメールかチャットツールでのコミュニケーションをお願いしていました。
日本時間を意識してメールやチャット等の確認を行うことで、大きな問題は起こらなかったのでは?と思っています。

3.良かったこと、難しかったこと

良かったこととしては海外でも働ける、ワーケーションが出来るという事が分かった点が一番の収穫でした。
もちろん周囲の方の協力やネットワーク等の環境整備は必要ですが、それらを事前にしっかり準備すれば大きな問題なく対応できるという事が実体験できたことは良かったです。

また私自身が朝方なので、早朝から仕事をしてランチタイムには仕事が終わるというのはとてもやりやすく1日の中でオンオフがしっかりつけられたことで日本にいる時よりもリフレッシュでき、結果的に仕事時間の集中力が上がったと思います。

難しかったことは、時差の関係でスケジュール管理には細心の注意を払わなければいけない点と直接タイムリーにコミュニケーションが取れる時間が限られる点です。海外でもアジアであれば大きな問題は無いかと思いますが、やはりヨーロッパは時差の影響を大きく受けるなぁと痛感しました。

またネットワーク環境はホテルだと事前に調べきれないところもある為、次回はWifiをレンタルするなどバックアップ手段も充実させたいと思っています。

ただ私個人の意見ではありますが、総論としては良かった部分が多かったと感じています。
リモートワークという働き方だからこそ出来たワーケーションであり、コロナ禍でなければもっと外部の刺激を受けつつ仕事が出来たと思うので、今回難しいと感じた部分は解決策を見出しつつ次回に活かしたいと思います。

4.番外編

せっかくなので仕事以外についても少し。

今回訪れたのはスペイン南西部、ポルトガルに隣接するエクストレマドゥーラ州バダホス県。
スペインの中でもハモンイベリコデベジョータという最高品質の生ハムの生産地として知られ、マドリードから電車で向かう車窓からは「デエサ」と呼ばれる放牧のために植えられたどんぐりの木がたくさんあります。
コロナ禍だったのでほぼ観光はしていませんが、街なかの写真や食事、バダホス県第二の都市メリダ(かつてローマ帝国時代のルシタニア州の州都)の写真をどうぞ。

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